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管理マン閑話⑪ 誰かが部屋に入った?!2018-03-04
管理マン閑話⑪ 誰かが部屋に入った?!
その侵入者はまるで戸にかけた鍵をものともせず部屋に侵入したようです。
何かを盗むでもなく部屋のものの置き場所をかえて去ってゆくのです。
そこの部屋の主は高齢の女性の方でした。
Bさん:「私の部屋に誰かは侵入したのよ!管理マンさんどうすればいい?」
管理マン:「警察に被害届だしてますか?」
Bさん:「わかんないけど来てもらったわ!」
Bさん:「何回か来てもらったのよ」
管理マン:「それで?警察はなんといいましたか?」
Bさん:「・・・・・・・なにも・・・」
管理マン:「何も?」
Bさん:「来てもらって現状は説明したわ!」
管理マン:「ドアの鍵はかかっていたの?」
Bさん:「もちろんかけていたわ」
Bさん:「扉の鍵は3つに増やしたの」
管理マン:「3つですか?鍵はどんな状態でしたか?」
Bさん:「かかっていましたよ」
管理マン:「3つとも鍵はかかっていましたと・・・」
管理マン:「・・・・・・・・・・・・」
Bさん:「だれもわたしのこと信じてくれないの!!!!」
Bさんの愛犬1「わんわんわん・・・」
管理マンは思いました。「この方は残念ながら認知症の初期から中期段階のようです。」と
ご自分の行ったことすらすでに覚えていないこのような状態を今の医学では回復させるの
は難しいとのことなので、進行を遅らせるしかないようです。
Bさん少しでも長く管理マンのこと覚えていてね!
「so long good by」「お元気で」
Bさんの愛犬「わんわんわん!!!!!!」
ワンこの声が共用部の廊下に響き渡るのでした。
ここってペット飼育禁止じゃなかったけ?け???????
ページ作成日 2018-03-04